無月経で多嚢胞性卵巣症候群の私が糖質制限で妊娠した話

妊活・不妊

不妊症の妊活歴6年(2人出産)の妊活オーナーの私の体験談をお話します。

 
私の不妊治療体験は1人目はタイミング法、2人目は人工授精にて妊娠しました。 この記事は1人目の不妊治療の時なのでタイミング法の話です。

この記事は1人目の不妊治療の時なのでタイミング法の話です。 糖質制限を知り糖質制限をしながら妊活に取り組んだ話です。

この記事では医学的なことではなく個人として得た情報から 糖質制限を妊活に取り入れた経緯と体の変化について 個人が感じたことを紹介しています。

生まれつきかもしれないと言われた無月経症候群

  私は、初潮を経験した中学3年生から18歳になるまで生理を経験したことがありませんでした。

いわゆる無月経です。

そのため婦人科へ通院しホルモン剤を服用して毎月生理をおこすことから治療は始まりました。

ホルモン剤は中容量のピルとされるプラノバールでした。

プラノバールは吐き気が強くてつらい時期もありましたが、幸いにも生理がおきるようになりました。

生理がおこることを確認できたので第二段階の排卵が起きているかの確認になります。

超音波エコーを受けて医師から診断されたのは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が原因で無排卵の無月経でした。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群とは超音波で卵巣をみると10mmくらいの大きさの卵胞がたくさん出来ている状態です。

たくさんの卵胞が連なっていることからネックレスサインと呼ばれたりもします。

この多嚢胞性卵巣症候群が原因で私は何度通院しても排卵が確認されませんでした。

排卵が起こらないので次の生理もきません。

クロミッド等の排卵誘発剤を使い強制排卵させてまたプラノバールで生理を起こすことの繰り返しでした。

排卵誘発剤の乱用は子宮内膜を薄くする

半年ほど排卵誘発剤を使ったころに医師から言われたのは、一度排卵誘発剤の使用を休止するとのことでした。

排卵誘発剤のクロミッドなどは使いすぎると子宮内膜を薄くなるそうです。

夫婦でも話し合い、再開するまで半年ほど休憩することにしました。

この時、夫はなるべく自然な形での妊娠を望んでいました。

ステップアップを急ぐことより一度妊活を事実上やめてみることになりました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因を考え始める

 

妊活の休憩時間にも私は焦りと不安で頭がいっぱいでした。

自身の多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を自然治癒させる方法はないのかと考え始めました。

病院で処方されている当帰芍薬散という漢方は飲み続けましたが改善が見られませんでした。

一度本屋さんに行き不妊に関する本をたくさん購入しました。

 

一部を紹介します↓

最新女性医療 Vol.4 No.1

妊活 治療と生活アドバイス (実用No.1シリーズ)

本を読んでみてわかったことは

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因はまだはっきりとは解明されていないそうです。

現時点で可能性として考えられているものは

・ストレス

・食生活の乱れ

・糖代謝異常(糖尿病などインスリンの働き)

・内分泌異常(男性ホルモン値が高い)

 

自分に当てはまるものが何なのか考え始めました。

血液検査で男性ホルモンの値は低いほうでしたので改善は不要だと考えました。

私の体系は背も低く標準から痩せ型で血糖値に異常が出たことはありません

 

 

参考までに私の身長は155cm体重は42kgです。

 

しかし、調べているうちにある言葉を目にしました。

 

体内の糖化は卵子や卵巣を老化させる

糖質制限=良質なたんぱく質や脂質の量を多く摂取できる

 

この言葉が衝撃過ぎて「これだ!」と思いました。

私は野菜を食べることが一番体に良いことだと思い込んでいました。

昔から野菜を食べるように親から厳しく言われていたので肉や魚よりも野菜ばかり食べていたのです。

お肉の摂取量が少なく野菜ばかり食べていてはタンパク質が足りていないのかもしれないと思いました。

糖質制限について勉強する

不妊についての本を一通り読んだ後、改めて本屋さんへ行きました。

次は糖質制限も関連した本を買いました。

購入した本はこちら

卵子の老化に負けない 「妊娠体質」に変わる栄養セラピー

増補新版 食品別糖質量ハンドブック

糖質制限というとごはんやパンなどの炭水化物を食べないというイメージでしたが

きちんと調べてみると、タンパク質や脂質を十分にとることで炭水化物の割合が自然と減るというものでした。

タンパク質や脂質は重要な栄養素であり体の機能の保つにはかかせないものです。

その日から白いご飯をやめて野菜や肉、魚、卵を中心とした生活を始めました。

糖質制限をはじめて変わった変化

もともと白米よりも野菜やお肉が好きだったので全然苦を感じませんでした。

ごはん大好きの夫からはビックリされましたが、理由を話すと応援してくれました。

そして糖質制限をはじめてからだんだんと体に変化が現れてきました。

体がポカポカして暖かい

極度の冷え性だった私ですが糖質制限を始めてタンパク質や脂質を以前よりも多く摂取することで 体温があがっていることに気が付きました。

妊活中におなじみの基礎体温もつけていたので変化は一目瞭然でした。

基礎体温グラフの平均体温が36.3度から36.8度へと0.5度も上昇したのです。

半年間の糖質制限期間を経て再度タイミング法開始へ

半年間はホルモン療法のみで排卵確認はしていませんでした。

排卵誘発によるタイミング法の再開のため排卵日前の時期に病院へ行きました。

すると驚くことに2つの大きな卵胞が育っていました

いつもは5~10個の小さな卵胞しか見えなかったのに驚きました。

タイミングが良かったので排卵誘発剤を注射してもらいました。

そしてタイミングを当日と翌日にとりました。

しかしながら、結果は残念ながら妊娠には至りませんでした。

 

でも心の中では、

 

 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状が軽くなっているかもしれない 

 

という期待もありました。

休憩後4周期目で妊娠できました

私は、その後も糖質制限を続けて良質なタンパク質と脂質を中心に食生活か改善に力を注ぎました。

夫もその頃になると自分から毎日納豆を食べてくれたりと協力的でした。 そして次の周期でも卵胞が2つ育ってきて排卵間近になると1つがより大きく育っていました。 期待しながら排卵誘発剤を注射してもらい当日と翌々日にタイミングをとりました。 このころになると恥じらいもせずに射精後は足を壁につけて重力に逆らうことまでしてました。 そして嬉しいことに休憩後4周期目で妊娠できました。

糖質制限で妊娠できたのか

 

私は自分自身では答えはイエスと言いたいです。

もちろん糖質制限だけのおかげだとは思っていません。

糖質制限したから妊娠できたというよりも

 

糖質制限で体質改善に成功し健康な体を手に入れたのだと思っています。

基礎体温グラフ3年分を見ると一目瞭然に糖質制限を始めてから基礎体温が上がりました

冷え性を改善した実感もあります。

体温を上げると免疫が強くなるという説もあり、私自身糖質制限の生活はあっていたのだと思います。

もともと小食だったので白米を食べるとタンパク質量がどうしても少なくなってしまうのです。

女性にはそういう人は多いのではないのでしょうか。

さいごに

あなた自身はどうですか?

スタイルを保つことに気を取られてサラダとおにぎりでランチを済ませることないですか?

インスタ映えする甘いスイーツをごはん代わりにしていませんか?

ダイエットを気にして脂質を控えていませんか?

カロリーにとらわれすぎていませんか?

私自身、体型を崩れるのではないかいう不安はありました。

けれど糖質を控えることでカロリーは気にしなくても体型維持は出来ました。

体型維持しながら健康的な体を手に入れて妊娠することができたのです。

私は医師でも看護師でもありません。

しかし、体験談として糖質制限によって高タンパクかつ必要な栄養素を優先して摂取することで 実際に妊娠できました

平熱が上がり基礎体温が上がり高温期の安定感を手に入れました。

糖質制限しなきゃよかったと思ったことはありません。

今の健康的な体に出会えた糖質制限の考え方にありがたみを感じています。

実は妊活をしていない今でも私は常に高タンパクを意識するようになり自然と糖質制限をしています。

理由は体調が良いからです。

共働きで絶賛子育て中の私が元気でいられるのは食生活は関係しているものと思います。

タンパク質は体の機能を整えるうえで本当に必要不可欠です。

ですが人それぞれ食事の食べられる量は違います。

小食の女性にはタンパク質が足りていない可能性も多いのではないでしょうか?

自分自身の経験をふまえて、ぜひ必要な栄養素を優先して摂取できる方法を試してみてはいかがですか?  

 

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