リスクだけじゃない!高齢出産のメリットとデメリットを知っておこう

妊活・不妊

一般的に35歳を超えたら高齢出産とされますが急に妊娠出産に対するトラブルが急増するわけではありません。
ネガティブなイメージが多い高齢出産ですがデメリットだけでなく実はメリットもたくさんあります。

高齢出産とは

WHO(世界保健機関)等では35歳以上初めて出産する人を「高齢初産婦」と定めています。
34歳以下で出産する人と区別するのは妊娠や出産でのトラブルのリスクに注意喚起するためです。
 35歳になったからと言ってすぐに妊娠や出産のリスクが急増するわけではない ので安心してください。

高齢出産のデメリット

妊娠高血圧症候群のリスク

年齢が高くなるにつれて生活習慣病にかかりやすくなります。
妊娠高血圧症候群は妊娠した女性の3~5%に発症します。
妊娠することで血管や腎臓に負担がかかることで発症します。
もともと高血圧の人や糖尿病、肥満気味の人は注意が必要です。

分娩時間のリスク

高齢出産の人は赤ちゃんが通る子宮の出口から会陰部にかけての軟産道と呼ばれるところが固くなりやすいそうです。
柔らかく伸びることで赤ちゃんがスムーズに生まれることができるので分娩時に時間がかかる可能性もあります。

流産や早産のリスク

統計的に20代の人と比べて流産や早産の確立が高い傾向があります。
しかし、安産の人もたくさんいますし20代でも流産や早産を経験する人も少なくはありません。
心配しすぎてストレスを溜めるほうが体にはよくありません。
神経質にならずにリラックスして過ごしましょう。

育児への不安

赤ちゃんを産むことだけがママの仕事ではありません。
出産後は赤ちゃんの育児が始まります。
寝不足や子供の抱っこなどの体力面を心配する人もいるでしょう。
子供のいる生活ではお世話や行事ごとなど体力を使うことが増えます。
そこは少し覚悟しておきましょう。

高齢出産のメリット

 

 

気持ちにゆとりがある

社会生活が長い人が多く精神状態にゆとりがある人が多いです。
精神状態が乱れがちな妊娠中でも落ち着いてマイペースに過ごせます。
周りに出産経験者も多く相談相手もいるでしょう。

経済的に余裕がある

妊娠や出産やその後の教育資金についての不安が少ない人が多いです。
20代では預金が少なく妊娠中から金銭的な悩みを抱えている人が大半です。
しかし、ある程度働いて計画貯蓄してきた人ならお金の心配をしなくて済むことがあります。

社会復帰しやすい

仕事もベテランとして働いてきた人は能力を重視されて社会復帰がしやすいでしょう。
仕事の要領もつかんでいるので会社の戦力として重宝されやすいです。

ホルモンでアンチエイジング効果

妊娠中には女性ホルモンが多く分泌されます。
高齢出産を経験した人からは肌が若返ったかもという声も聞かれるそうです。
女性としては嬉しい効果ですね。

 

さいごに

 

デメリットばかりを取り上げられることが多い高齢出産ですが全ての人に言えることではありません。
妊娠や出産についてのリスクは年齢に関わらずにみんな同じものです。
その中で統計的にリスクが20代の人よりも少し高い可能性があるというのは事実です。
ただし35歳を過ぎたからと言って急激なリスクを背負うわけではないので安心してください。

さまざまなトラブルを心配する人も多いですが、しっかり定期健診を受けて体調管理をすることが一番の予防につながります。

赤ちゃんを産みたいと思った時期が高齢出産の時期と重なっただけのこと。
出産は他人と比較するものではありません。
あなた自身が描いた家族計画です。
新しい命の誕生を楽しみに思うことが一番大切なことです。
不安なことは医師や看護師に相談してアドバイスを受けたり周りの先輩ママに相談しましょう。

 

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