食べる妊活!妊娠力を高める6の栄養素で妊娠しやすい体をつくる

妊活・不妊

妊娠を意識し始めたら、食事を整えて必要な栄養素を意識的に摂取することが大切です。
食生活を見直して妊娠力を高めていきましょう。

妊娠したい人が今すぐはじめたい食生活

1.タンパク質は体の源!絶対に取り入れて

皮膚や髪、爪から骨や血管、内臓まで体のさまざまなものになるタンパク質。
私たちの体にも新しい赤ちゃんのためにもとても重要な栄養素です。
タンパク質は動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類に分けられます。

動物性タンパク質
魚介類を含む動物由来のタンパク質のことを指します。

肉・魚・卵・乳製品
植物性タンパク質
植物由来のタンパク質のことを指します。

豆腐・豆乳・納豆

自分の体重から必要なタンパク質量を計算しておきましょう。

摂取量の目安
体重1kg当り1~1.5g (体重50kgで50~75g)

動物性タンパク質と植物性タンパク質はどちらか一方に偏ることなく両方摂取するようにしましょう。

2.抗酸化作用で卵巣や卵子もアンチエイジング

体の酸化は卵巣機能や生殖機能の低下を招きます。
飲酒や喫煙は体の酸化の元です。妊娠前から控えましょう。
また心のストレスや精神状態の乱れも実は体を酸化させてしまいます。
妊活中は知らない間にストレスをため込みがちです。
積極的に抗酸化作用のある食事を取り入れましょう。

大豆イソフラボン
ビタミンC
ビタミンE
リコピン
ポリフェノール
ミネラル類
カロテノイド

緑黄色野菜・果物・ごま・青魚・アボカド・アーモンド・くるみ・ナス

3.3つの最強ビタミンで子宮環境を整え着床率をアップ

ビタミンも体の健康を保つためには欠かせない成分です。
中でも妊娠を助けてくれる3つのビタミンを意識したいです。

ビタミンE
ギリシャ語で「子どもを産む」という意味を持ち合わせていて妊娠ビタミンと言われています。
冷え性の人には特に摂取してほしい成分です。
血流が改善することにより子宮内膜にも効果をもたらします
また女性ホルモンの生成に関わる成分で活性酸素から卵子を守る働きもあります。

ビタミンA
ビタミンAは皮膚や粘膜の機能を守る成分です。
子宮環境を整えてくれます。

ただし取りすぎは注意が必要です。

耐容上限量は2700μgRAE

普段の食事をしていれば取りすぎることは滅多にありませんので安心してください。
レバーに多く含まれるのでレバーを毎日食べたり、サプリで摂取するのは控えましょう

ビタミンD
最近の調査結果では卵胞液中のビタミンDの濃度が高いほうが着床率が高いそうです。
男性側にも精子の運動率に影響があるとされています。
妊娠した後も妊娠糖尿病や低出生体重児などのリスクを軽減します。
妊娠前から積極的に摂取しておくとよいでしょう。

 

オリーブオイル・アーモンド・くるみ・アボカド・かぼちゃ・人参・チンゲン菜・しらす・サンマ・鮭

4.鉄分でふわふわな子宮を手に入れよう

 

女性は生理のたびに毎月鉄分が不足しがちです。
鉄分は赤血球をつくり酸素を体内に運ぶための大切な成分です。
粘膜の形成にも役立ちふわふわな子宮環境をつくる働きもあります。
鉄分を多く含む食品をとるように心がけましょう。

ほうれん草・切り干し大根・木綿豆腐・さんま・牡蠣・あさり・卵

5.亜鉛でホルモン力アップ

 

亜鉛は新陳代謝や、免疫などの働きを正常に保つ成分です。
体内で作り出すことができないため、食事から摂取する必要があります。
またビタミンAの代謝を促します。
ビタミンAの抗酸化作用の活性化に役立ちアンチエイジングにも相乗効果があります。

亜鉛は男性にもおすすめ
また男性の前立腺・精子に亜鉛は多く存在します。
精子の形成には必ず必要とされ、生殖機能の改善に役立ちます。

豚レバー・牛もも肉・鶏もも肉・牡蠣・ほたて・シジミ・うなぎ・納豆・高野豆腐

6.葉酸は国が認めた妊活栄養素

 

葉酸は妊婦さんからと勘違いされやすいですが、なんと厚生労働省でも妊娠前から摂取することを推奨しています。
細胞分裂やDNAの形成に必要不可欠な大事な成分です。
将来妊娠を望むなら取らないわけにはいかないでしょう。
気づいた時から積極的に意識して摂取してほしいです。
葉酸の名の通り緑色の葉物野菜に多く含まれています。

アスパラガス・ブロッコリー・ほうれん草・枝豆・レバー

さらに妊娠力を高める食べる順番

食べる順番を意識することで血糖値の急上昇を防ぎましょう。
血糖値の急上昇はイライラやだるさだけでなく体の冷えにつながります。
 体を冷やすことで卵巣や卵子の老化につながり妊娠体質を妨げになりま す。

せっかく妊娠力を高める栄養素を取り入れるなら食べ順を意識してみましょう。

妊娠力のアップする食べる順番

野菜(食物繊維の多いもの)

タンパク質(肉、魚、豆)

炭水化物(ごはん、麺、パン)

妊娠前からダイエットは正しい方法で体重管理しましょう

体の体型を気にして肉などの油をさけて野菜ばかり食べていませんか
最近の女性はタンパク質の摂取量が少ない傾向にあるそうです。
見た目の美しさばかりにとらわれず体の中から美しさを目指しましょう。

また太りすぎもNGです。
BMIが25以上の人は体重を5%減らすことで排卵障害が改善されます。

BMI=体重kg÷(身長m×身長m)

さいごに

毎日の食事をすべて変えるのは手間も時間もかかり大変です。
少しづつ取り入れられるように工夫するとよいでしょう。

今日からできる妊活食の始め方

朝ごはんに納豆をプラスする。
炒める油をオリーブオイルに変える。
おやつはお菓子からナッツに変える。
合いそうな料理にゴマを振りかける。

難しそうならサプリに頼ることも考えてOKです。
無理なくストレスを溜めずに楽しく食事から妊娠力アップを目指しましょう。

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