人生の一番大きな買い物とも言われているのが住宅ですね。
夢のマイホームは建売であれば引き渡しまでの期間が短いですが、新築注文住宅となると打ち合わせから始まり実際に住むまでにどれくらいの期間が必要なのでしょうか。
住みたい時期が決まっている場合は、逆算しておかないと困るな。
早く住みたいけれど最短でどれくらいで建てられるのかしら?
私は一条工務店のアイスマートという家を実際に購入しました。
一条工務店で建てることを決めてから引き渡しまでにどのくらいの期間がかかったのか私の経験を紹介します。
1.契約書にサインする(契約日)
注文住宅を建てるハウスメーカーや工務店とまずは契約書を交わします。
契約書にサインをして捺印していよいよマイホーム計画のスタートです。
もちろん、じっくり展示場やモデルハウスを見学した後のことです。
いきなり行ってその場で契約する人はまずいないでしょう。
しかし見学をしてどこのメーカーで建てるか決定するまでの期間は人によって大きく違ってきます。
契約前に希望の間取りを聞いたうえでいくつかプランと金額の目安の説明をします。
気に入ったプランがあればそのプランをベースに契約となります。
今回はベースの間取りが決まっている場合の
契約日を1日目として紹介していきます。
2.初回打ち合わせ(1週間後)
契約が終わるとマイホーム計画の詳細な内容の打合せになります。
今まで住宅について紹介してくれていた営業の担当者さんから
設計士の担当者の紹介がありました。
契約後の打合せには営業担当さんとではなく設計担当者さんと進めていきました。
一条工務店ではこのタイミングで営業担当から設計担当へバトンタッチしました。
初回の打合せの内容
- 担当設計士の挨拶
- 間取り要望の確認
間取りの変更要望の聞き取り
- 資金計画
住宅ローンの契約先の決定
- 今後のスケジュール調整
全ての打合せ日を決定しておおよその今後のスケジュールの説明
- 地盤調査の説明
土地の地盤調査を行い基礎を決めるためです。
- 敷地調査の説明
実測で土地を計測して図化するためです。
- 水道、電気、ガス調査の説明
引き込みの有無を確認して工事費用を確かめるためです。
- 外構計画の確認
一条工務店から紹介が必要かの現時点の確認がありました。
3.第2回打ち合わせ(2週間後)
プラン仕様の打ち合わせの1回目となります。
基本となるベースの間取りから外観のカラーバースを提案してもらいます。
その外観についての変更要望の聞き取りがあります。
また間取りについても随時、変更希望や追加希望の聞き取りを行います。
実際の2回目の主な打ち合わせ内容を紹介します。
外観について
- 屋根の形状
- 外壁カラー
外部仕様
- バルコニー
- 勝手口
- 外部水栓
- 物干し金物
外部建具
- サッシ
- 玄関扉
- 窓の配置
建てたい家の予算が決まってくると間取りの外枠は決定してくるので大きな建て坪の変更がない限りは外観に影響は少ないです。
そのためかわかりませんが外観のことを話し合いました。
第3回目の打ち合わせまでの宿題
2回目の打ち合わせが終了すると次回の打ち合わせまでの宿題がありました。
それは一条工務店の設備やオプションが写真付きの冊子になっているものにチェックをいれること。
自分たちが取り入れたい設備やオプションにレ点チェックしておくことで今後スムーズにミスがなく計画できるようになる仕組みです。
4.第3回打ち合わせ(3週間後)
プラン仕様の打ち合わせの2回目となります。
前回の打ち合わせででた宿題のチェックシートをもとに本格手に内部の設備を決定していきます。
まずは前回の要望があったものについて、修正した最新の間取りや外観などを確認します。
それを踏まえた上で3回目の打ち合わせでは内部設備の計画をします。
チェックシートをみながら実際に取り入れる設備やオプションの説明を聞きながら予算と合わせて決めていきます。
内部設備仕様
- キッチン
- 洗面台
- 浴室
- トイレ
- 給湯器
- シューズボックス
- 太陽光発電
- 床暖房
- ロスガード
内部収納設備
- クローゼット
- 屋根裏収納
- 階段下収納
配置計画
- 法規
- エアコン室外機
- 屋外排水経路
5.第4回打ち合わせ(1か月後)
いよいよ内装の打ち合わせに入っていきます。
これまで同様に、前回の打ち合わせで要望があったものについては修正した間取りや外観の提示があります。
着手承諾するまでは、図面の変更は何回でも出来るので常に最新図面の確認から始まります。
床材や壁紙などの内装カラーや実際の家具配置を考えた上での補強面を計画しました。
ピアノや水槽を置く床を補強したり、壁掛けテレビの部分の壁補強など必要な個所を選んでいきます。
内装設備・カラー
- 床材
- キッチンカラー
- 浴室カラー
- 壁紙
- 扉色
- 手すり
- タレ壁
- リモコンニッチ
- 天井、床、壁補強
第5回目の打ち合わせまでの宿題
次回のための宿題は電気図面を受け取り、電気計画を考えてくること。
コンセントやスイッチの位置や種類は考えるのに時間がかかります。
打ち合わせの時間内だけで決めるのは時間が足りないので家庭で考えてくるように指示がありました。
コンセントは住んでみるとココにもつければよかったと後悔することが多いものなので慎重に計画する必要があるためです。
6.第5回打ち合わせ(1カ月半)
設備や仕様が決まった段階で電気関係の打ち合わせに入っていきます。
これまで同様に、前回までの打ち合わせで要望があったものについては修正した間取りや外観の提示があります。
そして宿題にあった電気計画を設計士さんと一緒に進めていきます。
電気図面は見ていても難しく、大体しか決められずに臨みましたが設計士さんから色々な説明やアドバイスがもらえたのでよかったです。
電気配線
- 照明の種類
- スイッチの位置
- コンセントの位置、数
- テレビ配線
- インターホン
- LAN配線
- 電気メーター
- ブレーカー(分電盤)の位置
- 太陽光リモコン
- 火災警報器
- 各種リモコン
- エアコン設備
7.最終仕様確認(2カ月後)
これまで打合せしてきた図面や仕様を最終確認します。
一気に確認すると結構なチェック項目でかなり疲れました。
また外構工事を一条工務店の紹介でお願いしたのでここで一度紹介業者さんが見積もりを持ってきてくれました。
カーテン業者の紹介もこの時点で紹介がありました。
カーテンはすぐに決める必要はないので後日、自分たちでカーテン業者さんのところへ打合せに行くことになりました。
8.工事着手承諾(2カ月~2カ月半後)
いよいよすべての項目を最終確認して着手承諾となります。
着手承諾後は材料の発注になるので基本的に変更が効かないため注意が必要です。
図面を承認して今後の入金や工事のスケジュールの説明があります。
この時おおよその上棟日も決まります。
9.着工(3カ月後)
もし今建てたい土地に建物があった場合はまずは解体してから着工となります。
着工後は工事の現場監督と挨拶をしたり電話連絡を取り合うこともありました。
進捗状況を写真付きの冊子で郵送されてきたり実際に見に行ったりしていました。
10.上棟(6カ月後)
着工してから3カ月ほどで上棟となりました。
営業担当者さんから上棟日の連絡が入り、上棟式のことを電話で決めました。
当日は決められた時間に行くと全て用意してくれてありましたので不自由しませんでした。
簡易的な上棟式を家族と監督と営業さんと行いました。
11.引き渡し(9~12カ月後)
待ちに待った引渡しの日です!
家の大きさによって工事の期間はもちろん違ってきます。
30坪の小さな家で引っ越し期間が決まっていたためかなり急ピッチで家を建てました。
毎週の打合せに付き合ってくれた営業さんや設計士さんには感謝しています。
そんなわけで我が家は契約から約9カ月で新築注文住宅の引き渡しとなりました。
着手承諾までの期間は毎日のように家族で話し合いをしていたことが懐かしいです。
これから家を建てる方は参考にしてみてください。
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